採用力UPコラム

2018.08.14

欲しい人材を獲得するために必要な採用ツールの考え方

Recruitment

 

団塊世代の大量退職や少子高齢化による労働人口の減少が就活市場を売り手市場に変化させています。また、経団連による「採用選考に関する指針」により就活は新卒者が卒業する年の3~10月までの短期決戦となりました。就活市場におけるこれらの変化が、企業にとって優秀な人材の確保を困難なものにしています。そのため、採用ツールを導入し戦略的に採用活動を進めていく必要性が増しているのです。ここでは、採用ツールの種類や使用目的について解説していきます。

 

採用ツールとは?種類と特徴


優秀な人材を確保することは企業にとって生命線ともいえるでしょう。そのために活用すべき採用ツールとして、まず採用パンフレットがあります。内容としては、事業内容や社史など自社についての情報を詳細に掲載した会社案内が一般的です。オーソドックスなものでありながら、世間にどのような企業があるかを知らない新卒者には、自社に興味をもってもらうのに特に効果的な採用ツールとなります。

採用動画は企業の経営理念や業界における強みなどに加え、業務に従事している社員へのインタビュー等を求職者に公開する採用ツールです。この企業に入社したらどのような環境で働くのかということを映像と音声でよりリアルに伝える効果があります。 その企業について文字情報では明確にイメージできなかった求職者に、応募する意欲を促すことが期待できるでしょう。

採用特設サイトはインターネットを利用してパソコンやスマホを通じて企業情報を発信するものです。ネット環境の普及に伴い、自社のホームページはもちろん採用者募集に特化したサイトをもつ企業が増えてきました。特に、「スマホ世代」と呼ばれる若年層を中心に就活に関する情報はまずネットから仕入れるという求職者も増加しています。そのような就活の状況において、事業内容や研修制度さらに就業風景の動画なども掲載できるため、総合的な情報公開のツールとしては非常に強力なものといえるでしょう。

会社説明会用パワーポイントは採用パンフレット同様オーソドックスなものですが、重要な採用ツールです。会社説明会にはインターネットや就活情報誌に公開されている企業情報に興味をもった求職者もたくさん集まってきます。彼らが見落としているかもしれないポイントを含めて、直接、自社の魅力を伝える際にパワーポイントは扱いやすいツールです。スライドを示しながら注目ポイントを強調しつつ説明することは、求職者に自社のインパクトを与える手段として有効なものといえるでしょう。

求職者にインパクトを与えるという意味では、イベントブースも効果的な採用ツールです。単独で会社説明会が開催できるような大企業は別として、中小企業の場合は合同企業説明会に参加し求職者に応募を呼びかけることが多いでしょう。多数の企業が参加する中で、「あそこは設立後間もない若々しい雰囲気だった」「老舗の伝統が感じられる重々しさがあった」などの印象を求職者に与えることは重要です。まず、自社に対して明確なイメージをもってもらい、そこを応募への入り口とするような戦略をとるためにも企業イメージを反映したイベントブースは有効なツールといえます。

会社説明会を開催する際に、ペンやスマホクリーナーなど簡単なノベルティーグッズを準備することも効果的な採用ツールの1つです。1日に複数の企業を訪問した求職者は、たくさんの企業の資料を持ち帰ることになるでしょう。そんなとき、資料と共に社名やロゴの入った品がつけられていれば、注目してもらえるきっかけになる可能性があります。

 

採用ツールを使用する目的


採用ツールにはいくつか種類があり、中にはイベントブースやノベルティーグッズなど自社を目立たせることに重点を置いたものもあることは前述した通りです。しかし、単に広告のように社名やロゴを覚えてもらうためだけのものになるのは良くないでしょう。なぜなら、採用ツールには自社に興味をもってもらうという役割のほかに、正確な企業情報を伝えるという目的もあるからです。どんな事業を行っていて、経営の規模はどのくらいで、具体的にどういう職種があるのかといった情報を求職者に理解してもらえるものでなければなりません。そのうえで、応募してみようという意欲を促す要素が必要です。

そのため、見かけは同じようなパンフレットでも、業務で顧客に提示する会社案内と求職者に配布する採用パンフレットは異なる内容になります。後者は就職活動をしている人に入社意思をもたせるような、採用活動に特化したものになるでしょう。また、正確な企業情報の一部として企業イメージのアピールに使用する場合も、自社に対してもってもらいたい印象にブレが生じないようにするべきです。たとえば、業界における老舗としての伝統を重んじる会社であることを訴えるなら、オーソドックスな紙媒体の冊子だけを配布するのも1つの方法でしょう。

環境に配慮した事業展開をアピールするために、紙媒体を一切使わずにインターネットだけで情報を公開するという戦略もあるかもしれません。企業の情報もイメージも求職者に正確に伝えられれば、入社後に「思っていたような会社ではなかった」というようなミスマッチも少なくなるでしょう。優秀な人材の採用につながるきっかけを作るためにも、採用ツールは自社に関する情報を正確に伝えるものを作ることが重要です。

 

採用ツールの選択基準は「採用ターゲットは誰か」


採用ツールを選定する前にまず考えなければならないことは、誰に向けて発信するのかということです。新卒者を大量に採用する計画を立てているのなら、難しい専門用語はできるだけ使わず、自社だけではなく業界全体の説明も盛り込んだものが良いでしょう。なぜなら、社会経験もなく、業界についての知識も浅い人に理解しにくいものを見せても興味をもってもらえる可能性が低いからです。反対に、第二新卒者やキャリア層を中心に採用するのであれば、最近の業界分析や将来の事業展開に関して自社の見解を明確に述べたものを作るべきでしょう。
また、新卒者と異なり実務経験のある彼らには、入社後どのような業務に従事できるのか具体的に示し、他社と比べて優れている点をアピールするなどの工夫も必要となります。なぜなら、実務を知っているだけに、採用後のイメージが明確に伝わらないと応募までいたらないことが考えられるからです。発信するターゲットと共に明確にしなければならないことに、採用ツールの役割と目的があります。いくら豊富な情報量を盛り込んだものを作っても、使い方を間違えると期待した効果は出ないでしょう。

一概にすべての業種・職種にいえるわけではありませんが、採用特設サイトは主に自社の存在を知ってもらうために情報発信をする役割を担っています。新卒者などは特にインターネットから企業の情報を収集し始めることが多い傾向です。就活がスタートする時期にサイトをオープンし、まず「こういうことをしている会社だ」ということを印象づける目的で使うのが良いでしょう。採用パンフレットは自社にある程度の興味をもってくれた求職者へ、さらに理解を深めてもらうための役割を果たします。
会社説明会に参加した求職者が持ち帰った後、手にとってじっくり読み進めるうちにより深く自社の経営理念や価値観について理解してもらえる媒体です。ネットのページでは書けなかったような深い表現力で応募へとつながるような強いメッセージ性を込めた内容にするのが良いでしょう。採用動画は閲覧するタイミングにもよりますが、主に応募をためらっている求職者に、「応募しよう」という決意をさせるための役割を担うものです。資料などの詳しい説明を読んでも応募に踏み切れなかった人も、動画で業務風景などを見れば、入社後の自分の姿もリアルに想像でき、応募する可能性も高くなるでしょう。

 

採用ツールを有効活用して、採用フローを最適化しましょう


売り手市場となり、より優秀な人材を企業側が求めているのと同じように、求職者もまた、より自分に合った職場を求めています。そこで、重要になってくるのは企業の事業内容や具体的な業務内容など、より詳細でわかりやすい情報の提供です。求めている人と求められている人がミスマッチすることなく出会える就活の場にするためにも、正確な企業情報の発信が不可欠となってきます。
就活スケジュールに合わせて、求められる情報をタイミングよく発信するために採用ツールを有効に活用することが大切です。効果的な採用戦略を生み出すには、常に求職者の気持ちになって展開することが重要なポイントとなるでしょう。

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