「つなぐ力」をつけましょう。
「逃がした魚は大きかった」なんてことにならないように、
誠心誠意の受け入れ準備と、マメなコミュニケーションは必須です。
就活スケジュールが基本後ろ倒しになったとはいえ、順当に内定を得た学生は半年以上は入社まで時間が空くことになります。
卒論など学業に集中したとしても、やはりその期間に色々と考えるでしょう。
「本当にこの選択は正しいのか?」「もっといい会社があるのでは?」と、「内定ブルー」に陥る可能性もあります。
折しも就活後ろ倒しによる影響を受けた、採用数に達していない大企業や、
そもそも時期をズラして採用活動を始めた中小企業などが秋採用をかけ、
内定式を過ぎても選考を続ける企業も多く見られます。
自分の選択に不安を抱いている学生が、これらの情報を目にしたら危険です。
たかだか選考段階の数回会っただけの関係です。
面接でいくら熱意をアピールしていたと言っても、何もせず放っておいて
気持ちをキープすることは難しいもの。
適度な距離を保ちつつ、不安を解消する「つながり」を持つことが大切です。
内定者の人数や個性、御社の社風や教育制度などと併せて、
入社まできちんと気持ちをつなぎとめる作戦を立てましょう。
採用活動において、最も避けたいことが内定辞退です。
これを防ぐためには、「ミスマッチ感を抱かせないこと」
「自社の魅力を発信し続けること」が大切です。
前者は、主に内定ブルーのような不安感を、定期的にコンタクトを取ることにより解消します。
後者は、「この会社で働きたい」という熱意が冷めないよう、
事業の進展や社内情報の共有や社員とのコミュニケーションで、
モチベーションのキープを図ります。
ただ、いずれも「束縛が強くて学業に専念できない」などとならないよう注意が必要です。
今時の学生は、「学生のうちは自由でいたい」という気持ちと、
「見ていてほしい」「放っておかれると不安」という気持ちの両方を持ち合わせています。
そんな学生の気持ちを満たして入社まで「つなぎとめる」ために、
具体的にどのようにフォローしていくか、私たちが一緒に考えます。
内定式は、入社までの間に帰属意識を持たせ、モチベーションを上げる重要なタイミングです。
また、内定者や社員との懇親会も、社風の理解促進や社員との距離を縮めるための大切な場です。
「この会社を選んで本当によかった」と実感できれば、入社後も前向きにスタートできるでしょう。
最近では、懇親会や内定式の趣向を凝らし、ちょっとしたお楽しみや社員とのコミュニケーションの場として、
イベント会社などに企画を依頼するケースもあるようです。
入社が待ち遠しくなるような、内定式や懇親会を作りませんか?
基本的なビジネススキルやマナー、業界知識などの研修は意外と手間がかかるものです。
プログラム内容を作るのも、何日もかけて講義をするのも、マンパワーが必要です。
特に中小企業の場合は、すぐにでも現場に出てほしい忙しさということも少なくありません。
ですが、今の学生のタイプを考えると、ある程度はじめは丁寧に教えてあげることが早期離職のリスクを避けるためにも大切になってきます。
私たちが御社に代わって、新人研修プログラムの企画~実施・運営までを行います。
入社したスタート時期は、全員共通の新人研修プログラムで十分ですが、
実際に仕事に就いて時間が経ってくると成長度合いに個人差が表れます。
同期との差を感じたり、反対に「これ以上の成長は望めないのでは?」と不安になったりして、
モチベーションが下がってしまうことも出てきます。
それを防ぎ、前向きに成長してもらうためには、段階的な教育制度が必要です。
自発的に学び自力で成長していくことができる人は、そうそういません。特に現在の若者には、ある程度のフレームを用意しておくことが大切です。
また、就職活動の中で、どういったキャリアバックアップがあるのか、ということを重要視して企業を選んでいる学生も多くいます。
実際に学生が入社してからこういった問題が発生し、焦った頃には早期退職してしまった...
などということにならないよう、迎え入れる前に、教育制度を整えておきましょう。
私たちが人材育成計画に沿って、教育制度づくりのアドバイスをいたします。